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作業療法士による作業療法士のためのストレス解消方法

作業療法士を始め、仕事をしていると少なからずストレスは溜まるもの。

そこで今回は、作業療法士による作業療法士のストレス解消方法についてご紹介します!

目次

作業療法士のストレスとは?

作業療法士のストレスは様々です。

身体的なこと、精神的なこと、労働環境のこと・・・あげればキリがありません。

詳しくはこちらの関連記事をご覧下さい。

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今回はそれら全てに効果的だと思われるとっておきの方法をご紹介します!

ストレス解消のキーワードは嗅覚!?

ストレス解消のキーワードはずばり、嗅覚です!

作業療法士の皆さんなら、もしかしたらピンとこられたかもしれません。

そう、五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)のうち、嗅覚だけは他と少し異なっています。

嗅覚以外の感覚は大脳新皮質に伝達されますが、嗅覚はダイレクトに大脳辺縁系に伝わります。

これこそが、嗅覚がストレス解消のキーワードとなる理由です。

詳しくは次項で解説します。

大脳辺縁系は情動や記憶と関わりがある

大脳辺縁系とは、生物の進化として古い脳にあたります。

脳の深部にあり、意欲や情動、記憶に関わります。

一方、大脳新皮質とは、生物の進化として新しい脳にあたります。

脳の表面にあり、思考や言語に関わります。

つまり、大脳辺縁系に良い刺激を与えること=意欲や情動にも良い反応があるということ。

それには、先程ご紹介した嗅覚がうってつけです。

嗅覚に良い刺激

美味しいものを食べる

食事は、最もてっとり早く嗅覚を刺激する方法です。

嗅覚のみならず、視覚や味覚をも同時に刺激します。

美味しいものを食べることは、ストレス解消には効果的です。

アロマオイルを嗅ぐ

アロマオイルには、それぞれの香りによって特性があります。

リラックスできる香り、睡眠を促す香り、リフレッシュできる香りなどなどです。

オイルポットで炊いてもいいですし、入浴の際に湯船に垂らすのも効果的です。

アロママッサージなどは、嗅覚と共に全身の緊張もほぐれるので、ストレス解消にうってつけです。

なんとなく女性的なイメージがあるかもしれませんが、男性にもおすすめ!

入浴剤やシャンプーにこだわる

様々な種類の入浴剤やシャンプーを試してみて、お気に入りの香りを見つけるのもおすすめです。

また、香りというのは、その日の気分によって好みが変わってきます。

いくつかストックしておいて、その時の自分にしっくりくるものを選ぶと、なおリラックス・リフレッシュ効果が得られます。

旅に出る

旅行に行くと、住み慣れた土地とは少し異なる匂いがしませんか?

例えば、海に囲まれた沖縄なら塩の匂い、冬の北海道なら雪の匂い、海外にいけばもっと独特のその土地ならではの香りがします。

また、旅に出ると非日常感を味わえるので、仕事を忘れて思っきりリフレッシュできます。

毎週・毎月はさすがに難しくても、半年に1回行くなどと決めて、それを楽しみに仕事に励むとよいですね。

嗅覚以外のストレス発散方法

作業療法士に必要なのは『本当の自分をさらけ出せる場所』

私が作業療法学生としてとある精神科で実習していた頃、当時のスーパーバイサーからこのように言われました。

「作業療法士は女優よ。」と。

この言葉の本位は、患者さんによって作業療法士の役割を使い分けるということです。

精神科では特に【自己の治療的応用】が必要だと言われます。

それは、自分自身を治療道具の一つとして用いるということです。

例えば、とある患者さんに対しては母親のような立場で接する、とある患者さんに対しては生徒のような立場で接する・・・などといった風にです。

ですが、これを続けていると、本当の自分ではない自分で居続けることになるので、とても疲れてしまいます。

なので、作業療法士という仮面を外し、本来の自分の姿で過ごす。

そんな時間と場所に身を置くだけで、かなりのストレス発散になると思います。

気の合う友達と遊びに出かけたり、家族とゆっくり家でくつろいだり、そんな当たり前の日常です。

何かをするのではなく『何もしない』

ストレス発散というと、ついつい何か活動したくなりがちですが、『何もしないこと』も立派なストレス発散です。

作業療法の示す【作業】という言葉の中には、仕事・余暇などはもちろん、休息も含まれます。

何もしないこと=休息を選び、ゆっくり過ごす時間を意識的に作ることも大切です。

おわりに

以上、作業療法士による作業療法士のためのストレス発散方法についてご紹介しました。

今回ご紹介したのは一例ですが、ぜひ皆さん自身の最適なストレス発散方法を探してみてください。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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